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吉村建設

寺院の住宅部分(庫裏)の改修

寺院の住宅部分(庫裏)の改修

広島市内にある、築三十年の鉄筋コンクリート造の寺院。
三世代が暮らしておられましたが、生活スタイルの変化に伴い、いくつかの不具合を感じられ、今回の改修となりました。
寺院という建物であるがゆえ、そこで暮らす家族だけではなく、様々な来客の方への配慮もしていく必要がありました。

今回は設計プランを設計事務所(有限会社エルイーオー設計室:広島市佐伯区)が行い、施工管理を弊社で行うという形態での仕事でした。

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リフォームポイント

<待合室>
玄関横の壁に囲まれた暗く閉塞的な空間を、間仕切り壁を無くす事で、広く見通しのよい明るい待合室に変貌を遂げました。
天井と床には、調湿・消臭効果の高い、無垢のモミの木を使用し、来客者の快適性の向上に寄与しています。

<キッチン>
以前は寺院での法要の後に、お斎(食事)を出すために、大掛かりな厨房機器や、水屋が必要でしたが、最近は活躍の場が少なくなっていました。 その空間とは、増築された部分であったため、あえてそこを元の状態に戻す『減築』とする事で、生活スタイルに見合った大きさの空間を確保する事に成功しました。 鉄筋コンクリートの躯体部分は残す必要があり、新しく造作した天井や壁との取り合い部分の納まりには、非常に苦労しました。

<玄関ホール>
歴史を感じさせてくれる重みのある落ち着いた玄関ホールでしたが、前述のモミの木の無垢フローリングに張替。
張り方向もこれまでと違って、直行する張り方をしたので、色合いの違いとも相まって随分斬新な印象を受けます。
また式台は、無垢ニレケヤキの40mmの板厚。思うような木材がなかなか見つからず、徳島県から取り寄せて取付をしました。

<外 部>
キッチンを減築させた、外からの状態です。
本来の寺院の姿を取り戻し、外観がすっきりとした印象に落ち着きました。
既存外壁との取り合い部分を、塗料の調色に細心の注意を払い、極力目立たなくなるように配慮しましたが、乾燥すると僅かな色違いが起こります。納得できる状態にするために時間がかかりましたが、交通量の多いバス通りに面した壁面でもあり、ここでの妥協は許しませんでした。

<バリアフリー>
増築を繰り返した事により、それぞれの建物の床のレベルに相違が生じていました。
お寺を訪れる方の高齢化に伴い、こういった段差が不具合を感じる原因のひとつでした。
ひと昔に比べ、随分価格も下がってきた段差解消のためのリフトを設置する事で、車椅子の方も、建物内にあるエレベーター利用が非常に楽になりました。
また、リフトの先にあるトイレを利用する際に於いても、車椅子の方にとっての利便性が大幅に向上しました。

リフォーム番外編

建物入口には、寺務所である事を記した札がありましたが、年月の経過の影響もあり、文字が随分薄くなっており、書き直してほしいとの要望がありました。

近所の書道家の先生に、文字書きをお願いする事にしました。まずはこれまでの汚れ等を落とす意味で、軽くプレーナーで削って、真っ新な面を出して文字書きの準備を整えました。これとは別に、練習用の同一寸法の木材も一緒にお持ちし、本番に備えてもらうように配慮しました。

数日後、札を引き取りに伺った際、先生から言われた言葉は、「練習用の方が墨が滲みにくくて書き易かった」との事。永い年月をかけて乾燥した木材に比べ、練習用の木材はまだ水分が抜けきっていないものだったので、墨の吸い込みが悪く、逆にそれが文字書きにとっては好都合だったのでしょう。先生はそうおっしゃいましたが、素人の目には全く遜色のない素晴らしい出来映えに思えました。

図 面

リフォーム図面

施工事例

会社概要

名 称 吉村建設株式会社
http://www.yoshiken-co.net

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所在地 〒730-0851 広島市中区榎町4番21-401号
連絡先 TEL:082-232-6361 / FAX:082-292-9599
創 業 昭和2年4月1日
建設業許可 建設工事業
許可番号 広島県知事許可(特-22)第1358号
建築士事務所登録 ニ級建築士事務所
登録番号 広島県知事登録 第08(2)2194号
営業種目
  1. 一般住宅新築工事設計施工
  2. 一般住宅増改築工事設計施工
  3. 社寺建築設計施工
スタッフ 8名
有資格者
  • 一級建築施工管理技士 1名
  • 二級建築施工管理技士 4名
  • 二級建築士 2名
ブログ http://19710415.at.webry.info

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